“対抗”のいろいろな読み方と例文
旧字:對抗
読み方割合
たいこう66.7%
アハ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士男のような少年が、どうしてかれに対抗たいこうできよう! 富士男はしっかりとかれに組みふせられた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
延元元年から元中九年までが五十七年、それから長禄元年までが六十五年、実に百二十二年ものあいだ、ともかくも南朝の流れをみ給うお方が吉野におわして、京方きょうがた対抗たいこうされたのである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
さうした歌の対抗アハせの盛んになるに連れて、此までなかつた事がはじまつた。神秘主義の薄らいで来た宮廷では、天子・中宮すら、かうした競技に加はられてもさしつかへない様になつて来た。