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手堅
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てがた
ふりがな文庫
“
手堅
(
てがた
)” の例文
岡つ引にしては少し
手堅
(
てがた
)
い
平常着
(
ふだんぎ
)
の儘、先づ四町四方もあらうかと思ふやうな板塀の外をグルリと一と廻りしてみました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
構
(
かま
)
へ居ども町役人などの申には至て
手堅
(
てがた
)
き者の由其上
舊來
(
きうらい
)
の家來と言
老功
(
らうこう
)
の者なれば萬事の取締りには
至極
(
しごく
)
宜
(
よろ
)
しからんに此儀は其
許
(
もと
)
の心得違ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わたくし
)
のところにまいる
信者
(
しんじゃ
)
の
中
(
なか
)
では、この
人達
(
ひとたち
)
などが一
番
(
ばん
)
手堅
(
てがた
)
かった
方
(
ほう
)
でございまして……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「市五郎は人相は惡いが
手堅
(
てがた
)
い男だ。徳松はなか/\の道樂者だと言つたな」
銭形平次捕物控:142 権八の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
云ふにも十八年の間の事なれば此金を
皆
(
みな
)
返
(
かへ
)
すとも
利足
(
ひきたら
)
ず殊に文右衞門は
豫々
(
かね/″\
)
手堅
(
てがた
)
き
氣象
(
きしやう
)
故
(
ゆゑ
)
利足と云ては
請取
(
うけとる
)
間敷
(
まじき
)
により全く禮の心で
肴代
(
さかなだい
)
とでも名を付廿五兩も遣はさば
然
(
しか
)
るべし
然
(
さ
)
すれば殘りの廿五兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
受取に到りて
駿
(
すん
)
府町の
問屋
(
とひや
)
なる
常陸
(
ひたち
)
屋佐兵衞と云者の方へ泊りし所佐兵衞が
悴
(
せがれ
)
に佐五郎といふものありて歳も同じ頃なれば心
安
(
やす
)
く致しけるに佐五郎思ふには
斯
(
かく
)
懇意
(
こんい
)
には致せども文藏事は餘りに
手堅
(
てがた
)
く何時も金錢を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭