“快(こゝよ)” の例文
彼(かれ)は長(なが)い時間(じかん)氷雪(ひようせつ)の間(あひだ)を渉(わた)つた後(のち)、一杯(ぱい)の冷(つめ)たい釣瓶(つるべ)の水(みづ)を注(そゝ)ぐことによつて快(こゝよ)よい暖氣(だんき)を其(そ)の赤(あか)く成(な)つた足(あし)に感(かん)ずる樣(やう)に、僅少(きんせう)な或(ある)物(もの)が彼(かれ)の顏面(がんめん)の僻(ひが)んだ筋(すぢ)を伸(のべ)るに十分(ぶん)であるのに
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)