トップ
>
応接間
>
おうせつま
ふりがな文庫
“
応接間
(
おうせつま
)” の例文
旧字:
應接間
中
(
なか
)
に一
所
(
ところ
)
、
湖神
(
こしん
)
が
設
(
もう
)
けの
休憩所
(
きうけいしよ
)
——
応接間
(
おうせつま
)
とも
思
(
おも
)
ふのを
視
(
み
)
た。
村雨
(
むらさめ
)
又
(
また
)
一
時
(
しきり
)
はら/\と、
露
(
つゆ
)
しげき
下草
(
したぐさ
)
を
分
(
わ
)
けつゝ
辿
(
たど
)
ると、
藻
(
も
)
を
踏
(
ふ
)
むやうな
湿潤
(
しつじゆん
)
な
汀
(
みぎは
)
がある。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
南部
(
なんぶ
)
の山中から
駈
(
か
)
け出した十六歳の少年が仙台で将軍の
応接間
(
おうせつま
)
の椅子に先ず腰かけて「馬鹿ッ!」と
大喝
(
だいかつ
)
されてから、二十八歳の休職士官が失意失恋故山に
悶死
(
もんし
)
するまで
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
馬
(
うま
)
の
胴中
(
どうなか
)
ほどの
石
(
いし
)
の、
大樫
(
おほかし
)
、
古槻
(
ふるつき
)
の
間
(
あひだ
)
に
挟
(
はさま
)
つて、
空
(
そら
)
に
架
(
かゝ
)
つて、
下
(
した
)
が
空洞
(
うつろ
)
に、
黒鱗
(
こくりん
)
の
淵
(
ふち
)
に
向
(
むか
)
つて、五七
人
(
にん
)
を
容
(
い
)
るべきは、
応接間
(
おうせつま
)
の
飾棚
(
かざりだな
)
である。
石
(
いし
)
げどはこの
巌
(
いは
)
の
名
(
な
)
なのである。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“応接間”の解説
応接間(おうせつま)とは来客を迎え入れることを目的として家屋に設置される部屋(洋間)の名称。応接室。
これは多くの家庭では戦後になってから設けられるようになった部屋である。人々の生活スタイルの西洋化と共に普及したため部屋内に設置されている家具や家電品は西洋スタイルであったと共に、その場で客人をもてなす飲食物もコーヒーや西洋菓子などハイカラな物であった。
旧来の来客用の部屋は客間・客座敷と呼ばれ、和室をイメージされることが多いが、必ずしもそれに限定されない。
(出典:Wikipedia)
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
接
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“応接”で始まる語句
応接室
応接
応接所
応接掛