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御父
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おとう
ふりがな文庫
“
御父
(
おとう
)” の例文
否、胆力とは両立し得ないで、しかも胆力以上に難有がつて然るべき能力が沢山ある様に考へられる。
御父
(
おとう
)
さんから又胆力の講釈を聞いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
月々
(
つき/″\
)
兄
(
にい
)
さんや
御父
(
おとう
)
さんの厄介になつた
上
(
うへ
)
に、
人
(
ひと
)
の
分
(
ぶん
)
迄自分に引受けて、貸してやらうつて云ふんだから。
誰
(
だれ
)
も
出
(
だ
)
し
度
(
たく
)
はないぢやありませんか
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
実
(
じつ
)
は
今日
(
けふ
)
は其用で
御父
(
おとう
)
さんに
逢
(
あ
)
ひに
来
(
き
)
たんですが、
今
(
いま
)
御客
(
おきやく
)
の様だから、
序
(
ついで
)
と云つては失礼だが、
貴方
(
あなた
)
にも
御話
(
おはなし
)
をして置きます
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一昨日
(
をとゝひ
)
佐伯
(
さへき
)
から
屆
(
とゞ
)
けて
呉
(
く
)
れた。
御父
(
おとう
)
さんの
持
(
も
)
つてたもので、おれの
手
(
て
)
に
殘
(
のこ
)
つたのは、
今
(
いま
)
ぢや
是
(
これ
)
だけだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「えゝ、
今日
(
けふ
)
は
西洋
(
せいやう
)
の
叔母
(
をば
)
さんごつこよ。
東作
(
とうさく
)
さんは
御父
(
おとう
)
さまだからパパで、
雪子
(
ゆきこ
)
さんは
御母
(
おかあ
)
さまだからママつて
云
(
い
)
ふのよ。
可
(
よ
)
くつて」と
説明
(
せつめい
)
した。
其時
(
そのとき
)
又
(
また
)
別
(
べつ
)
の
聲
(
こゑ
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
人に
伴
(
つ
)
れられて彼を
新橋
(
しんばし
)
に迎えたこの娘は、久しぶりに父の顔を見て、もっと
好
(
い
)
い
御父
(
おとう
)
さまかと思ったと
傍
(
はた
)
のものに語った如く、彼女自身の容貌もしばらく見ないうちに悪い方に変化していた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“御父”で始まる語句
御父様
御父上
御父樣