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張飛
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ちやうひ
ふりがな文庫
“
張飛
(
ちやうひ
)” の例文
一人
(
ひとり
)
は
張飛
(
ちやうひ
)
の
痩
(
やせ
)
て
弱
(
よわ
)
くなつたやうな
中老
(
ちゆうらう
)
の
人物
(
じんぶつ
)
。
一人
(
ひとり
)
は
關羽
(
くわんう
)
が
鬚髯
(
ひげ
)
を
剃
(
そ
)
り
落
(
おと
)
して
退隱
(
たいゝん
)
したやうな
中老
(
ちゆうらう
)
以上
(
いじやう
)
の
人物
(
じんぶつ
)
。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
忿怒
(
ふんぬ
)
の
面相
(
めんさう
)
、しかし
威
(
ゐ
)
あつて
猛
(
たけ
)
からず、
大閻魔
(
だいえんま
)
と
申
(
まを
)
すより、
口
(
くち
)
をくわつと、
唐辛子
(
たうがらし
)
の
利
(
き
)
いた
關羽
(
くわんう
)
に
肖
(
に
)
てゐる。
從
(
したが
)
つて
古色蒼然
(
こしよくさうぜん
)
たる
脇立
(
わきだち
)
の
青鬼
(
あをおに
)
赤鬼
(
あかおに
)
も、
蛇矛
(
じやぼう
)
、
長槍
(
ちやうさう
)
、
張飛
(
ちやうひ
)
、
趙雲
(
てううん
)
の
概
(
がい
)
のない
事
(
こと
)
はない。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
膄
(
や
)
せた
張飛
(
ちやうひ
)
は
眞鶴
(
まなづる
)
駐在所
(
ちゆうざいしよ
)
に
勤務
(
きんむ
)
すること
既
(
すで
)
に七八
年
(
ねん
)
、
齋藤巡査
(
さいとうじゆんさ
)
と
稱
(
しよう
)
し、
退隱
(
たいゝん
)
の
關羽
(
くわんう
)
は
鈴木巡査
(
すゞきじゆんさ
)
といつて
湯
(
ゆ
)
ヶ
原
(
はら
)
に
勤務
(
きんむ
)
すること
實
(
じつ
)
に九
年
(
ねん
)
以上
(
いじやう
)
であるといふことは、
後
(
あと
)
で
解
(
わか
)
つたのである。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
“張飛”で始まる語句
張飛巡査
張飛卒
張飛翼徳