弁償べんしょう)” の例文
正吉しょうきちはあとで、この事件じけんいたのであるが、これがため、青服あおふく家主やぬしじゅうかえされなくなったので、弁償べんしょうすることに、はなしがついたといいました。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
この大きな損失は『宇宙の女王』号の持主か当局かがかならず弁償べんしょうしてくれるんでしょうね
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
青木あおきは、小西こにしが、あやまりにきてくれなかったので、わった眼鏡めがね球代たまだい半分はんぶん弁償べんしょうしてもらうことにしました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
弁償べんしょうしなくていいのですか」
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
うちへいって、あやまらなくても、半分はんぶん弁償べんしょうすればいいだろう。」と山本やまもとは、小西こにし味方みかたして、いいました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あのむすめのようなかんがえをもつは、ただしいのです。あのあとできた女中じょちゅうなどは、ものをこわすと、しかられないうちに、『これをこわしましたから、わたしが、弁償べんしょうします。』
おさくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「みんながさわいで、わったのだから、みんなで弁償べんしょうするのがあたりまえでしょう。一人ひとり半分はんぶんさせるほうはないだろう。」と、おどすような口調くちょうで、いいました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく、なくなったとおもっていたら、あったのだよ。あの弁償べんしょうしてもらって、どうしようかなあ。」と、しょうちゃんはポケットからもう一つのボールをしてかんがえていました。
ボールの行方 (新字新仮名) / 小川未明(著)
鉄砲てっぽうつのがうまいからって、いやがるのをむりにたし、とったとりはみんなげておきながら、鉄砲てっぽうがいたんだから、おかねで、弁償べんしょうせいと、どこにそんな強欲ごうよく家主やぬしさんがあろうか。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく弁償べんしょうしてあげるよ。」と、いいました。
ボールの行方 (新字新仮名) / 小川未明(著)