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延
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のべ
ふりがな文庫
“
延
(
のべ
)” の例文
暗くされし無念に父の武左衞門心濟ねば
鬱々
(
うつ/\
)
と今日も
消光
(
くらし
)
てお光に向ひ面白からぬ事のみにて
身體
(
からだ
)
も惡く覺ゆるに床をば
延
(
のべ
)
て少の
間
(
あひだ
)
足を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
岩崎山、大上山、賤ヶ嶽、田上山、木之本などの第二陣地区にわたる広範囲なもので、当然、
延
(
のべ
)
何十万人もの労員を要する。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何度も入って来るから、
延
(
のべ
)
時間にすればこちらの方が古顔ともいえる。もう一人は若い男。テンプラ屋の次男で、病名はアルコール中毒。皆おとなしい。
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
「何んだ懷中煙草入ぢやないか——
金唐革
(
きんからかは
)
の贅澤なものだな。煙管は銀の
延
(
のべ
)
か、おや/\滅茶滅茶につぶされてゐる、これぢや煙も通るまいよ。——誰のだい、こいつは?」
銭形平次捕物控:127 彌惣の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
海上は
頻
(
しき
)
りと登楼いたし、花里には
延
(
のべ
)
たらに昼夜の
揚代
(
ぎょく
)
がついておりますから、座敷へ入れないことは出来ぬ、まるで
我
(
わが
)
部屋は貸し切りにしたような始末で、まことに都合がわるい。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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今かく
中古
(
ちゅうぶる
)
に
草臥
(
くたび
)
れても
同一
(
おなじ
)
香
(
におい
)
の香水で、
追
(
おっ
)
かけ追かけ
香
(
にお
)
わせてある持物を取出して、気になるほど爪の伸びた、湯が
嫌
(
きらい
)
らしい手に短い
延
(
のべ
)
の銀
煙管
(
ぎせる
)
、何か目出度い薄っぺらな
彫
(
ほり
)
のあるのを控えながら
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「なんだ懐中煙草入じゃないか。——
金唐革
(
きんからかわ
)
の
贅沢
(
ぜいたく
)
なものだな。
煙管
(
きせる
)
は銀の
延
(
のべ
)
か、おやおや滅茶滅茶につぶされている。これじゃ煙も通るまいよ。——誰のだい、こいつは?」
銭形平次捕物控:127 弥惣の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
傍
(
かたわ
)
らにござりました
延
(
のべ
)
の長煙管を取るも遅しと、花里を丁々と
折檻
(
せっかん
)
いたします。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“延”の解説
延(のび)とは中世日本において枡の大小差から発生する計量上の増加分のこと。斗出(はかりだし/とだし)とも。
(出典:Wikipedia)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
“延”を含む語句
蔓延
延長
延々
延引
背延
身延
生延
延宝
夜延
延暦寺
延暦
延享
延金
延若
保延
延期
間延
延棒
銀延
引延
...