“保延”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうえん83.3%
はうえん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十五歳のとき、保延ほうえん四年、和泉前司道経いずみぜんじみちつねになかだちを頼み、藤原基俊もととしの弟子となった。基俊は康治こうじ元年に世を去ったから、足かけ五年の間であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
この怨みが積って保延ほうえん七年の二月定明は時国を夜討ちにした。その時に勢至丸は九つであった。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先日も御引きになつた藤原基俊の保延はうえんのころ即ち十二世紀の「悦目抄えつもくせう」の假名遣、初て此の假名遣で詞の上中下に置く假名と云ふやうなことが出て來ました。次いで所謂定家假名遣が出て參りました。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)