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延棒
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のべぼう
ふりがな文庫
“
延棒
(
のべぼう
)” の例文
さし出し夫より
四邊
(
あたり
)
を
立働
(
たちはたら
)
く
隙
(
ひま
)
に
傍
(
かたは
)
らに立掛ありし鐵の
延棒
(
のべぼう
)
を
故意
(
わざ
)
と足にて
蹴倒
(
けたふ
)
し見るに少しも
動
(
うご
)
かず因て彌助は目方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重い金の
延棒
(
のべぼう
)
や、十リットルもある金粉を取り出し、それを部屋の薄暗い隅っこから持ち出して来て、土牢のような窓から
射
(
さ
)
し込む一筋の、明るい、細い日光に当てて見るのでした。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
「さよう金塊が釣るしてある。つまり火災に
遭
(
あ
)
った時など、改めて建立しなければならない。その時の費用にするために、随分昔から
黄金
(
きん
)
の
延棒
(
のべぼう
)
が、天井に大切に釣るしてあるのだ」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
老人は、孫を促して小屋へ引き返すと、キラキラ光る錫の
延棒
(
のべぼう
)
を出して云った。
雲南守備兵
(新字新仮名)
/
木村荘十
(著)
竹
(
たけ
)
も
仙蔵
(
せんぞう
)
も、
金
(
きん
)
の
延棒
(
のべぼう
)
を
乗
(
の
)
せたよりも
腹
(
はら
)
は
得意
(
とくい
)
で一ぱいになっていた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
▼ もっと見る
頼み置かれよ
又
(
また
)
燒酎
(
せうちう
)
鷄卵
(
たまご
)
白木綿等
(
しろもめんとう
)
の用意を頼むなり其入用は某しが出すべしとて後藤は路金を
胴卷
(
どうまき
)
の
儘
(
まゝ
)
亭主に預けおき
悉皆
(
こと/″\
)
く用意を申し付て
強刀
(
がうたう
)
を
帶
(
たい
)
し鐵の
延棒
(
のべぼう
)
を
引提
(
ひつさげ
)
熊谷堤を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見渡すに夜中の事ゆゑ夫なりと
目當
(
めあて
)
は知ねど女の聲ヤヨ人殺し/\助け給へと叫ぶにぞ
偖
(
さて
)
こそ惡漢御參んなれと猶一
驂
(
さん
)
に
馳着
(
はせつき
)
て用意の
延棒
(
のべぼう
)
を追取直して
躍
(
をどり
)
こみて女房を
押
(
おさへ
)
たる惡漢どもを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
延
常用漢字
小6
部首:⼵
8画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
“延”で始まる語句
延
延喜
延々
延喜式
延暦寺
延引
延元
延宝
延享
延金