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幽霊
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いうれい
ふりがな文庫
“
幽霊
(
いうれい
)” の例文
旧字:
幽靈
さすがの
源教
(
げんけう
)
も
戦慄
(
ぞつと
)
せしが、心をしづめてよくこそきたりつれといふに、
幽霊
(
いうれい
)
はさらにことばをいださず、すがたは
昨夜
(
よんべ
)
見たるにたがはず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
途方
(
とはう
)
にくれて
其
(
そ
)
の
嫁
(
よめ
)
が
塩原
(
しほばら
)
の
内井戸
(
うちゐど
)
へ
飛込
(
とびこ
)
んで
幽霊
(
いうれい
)
に出るといふのが
潰
(
つぶ
)
れ
初
(
はじ
)
めで、あの大きな
家
(
うち
)
が
潰
(
つぶ
)
れてしまつたが、
何
(
なん
)
とこれは
面白
(
おもしろ
)
い
怪談
(
くわいだん
)
だらう
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
西洋の
幽霊
(
いうれい
)
——西洋と云つても英米だけだが、その英米の小説に出て来る、近頃の幽霊の話でも少ししませう。
近頃の幽霊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
南瓜
(
かぼちや
)
の
蔕
(
へた
)
ほどな
異形
(
いぎやう
)
な
者
(
もの
)
を、
片手
(
かたて
)
でいぢくりながら
幽霊
(
いうれい
)
のつきで、
片手
(
かたて
)
を
宙
(
ちう
)
にぶらり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
後
(
うしろ
)
よりはた泣くは青白き
屋
(
いへ
)
の
幽霊
(
いうれい
)
。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
西洋の
幽霊
(
いうれい
)
の
如
(
ごと
)
き手つきして
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
仏のまへに
新薦
(
あらこも
)
をしきて
幽霊
(
いうれい
)
を
居
(
を
)
らする所とし、入り口の戸をもすこしあけおき、
研
(
とぎ
)
たてたる
剃刀
(
かみそり
)
二てうを
用意
(
ようい
)
し今や/\と
幽霊
(
いうれい
)
を
待居
(
まちゐ
)
たり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
さればよ
仏壇
(
ぶつだん
)
の下こそよきかくれ所なれ、かまへて人にかたり玉ふな、かたりたらば
幽霊
(
いうれい
)
を見んとて村の
若人
(
わかうど
)
らが
来
(
く
)
べきぞ。心えたるはとて立
皈
(
かへ
)
りぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“幽霊”の解説
月岡芳年「皿やしき於菊乃霊」
幽霊(ゆうれい)とは、以下を指す概念。
死んだ者が成仏できず姿を現したもの
死者の霊が現れたもの
(出典:Wikipedia)
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“幽霊”で始まる語句
幽霊船
幽霊物語
幽霊軍隊
幽霊人
幽霊塔
幽霊島
幽霊種
幽霊船長