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平吉
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へいきち
ふりがな文庫
“
平吉
(
へいきち
)” の例文
こゝに
巣
(
す
)
をくふ
平吉
(
へいきち
)
と
云
(
い
)
ふ
博奕仲間
(
ぶちなかま
)
に
頼
(
たの
)
んで、
其
(
そ
)
の
袷
(
あはせ
)
と
綿入
(
わたいれ
)
を
一枚
(
いちまい
)
づゝ、
帶
(
おび
)
を
添
(
そ
)
へて
質入
(
しちい
)
れにして、
小助
(
こすけ
)
が
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つた
金子
(
かね
)
が……
一歩
(
いちぶ
)
としてある。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
石山
平吉
(
へいきち
)
は我にもなく怒鳴るような大声で一息に言い終ると、心配そうな眼をして監督の顔を
覗
(
のぞ
)
き込んだ。
秋空晴れて
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
さうしてそれが又、荘介小文吾再会の機縁になるのでございますからな。不肖ぢやございますが、この
近江屋
(
あふみや
)
平吉
(
へいきち
)
も、小間物屋こそ致して居りますが、
読本
(
よみほん
)
にかけちや一かど
通
(
つう
)
のつもりでございます。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これは
平吉
(
へいきち
)
……
平
(
へい
)
さんと言うが
早解
(
はやわか
)
り。織次の亡き親父と同じ
夥間
(
なかま
)
の職人である。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
時
(
とき
)
に、
一歩
(
いちぶ
)
の
路用
(
ろよう
)
を
整
(
とゝの
)
へて、
平吉
(
へいきち
)
がおはむきに、
最
(
も
)
う
七
(
なゝ
)
ツさがりだ、
掘立小屋
(
ほつたてごや
)
でも
一晩
(
ひとばん
)
泊
(
とま
)
んねな
兄哥
(
あにい
)
、と
云
(
い
)
つてくれたのを、いや、
瓜井戸
(
うりゐど
)
の
娼妓
(
おいらん
)
が
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
らと、
例
(
れい
)
の
己
(
おれ
)
が、でから
見得
(
みえ
)
を
張
(
は
)
つた。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“平吉”で始まる語句
平吉儀妻