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山出
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やまだ
ふりがな文庫
“
山出
(
やまだ
)” の例文
ローラなどはロミオが
愛姫
(
ひめ
)
に
比
(
くら
)
べては
山出
(
やまだ
)
しの
下婢
(
はしため
)
ぢゃ、もっとも、
歌
(
うた
)
だけはローラが
遙
(
はる
)
かに
上等
(
じゃうとう
)
のを
作
(
つく
)
って
貰
(
もら
)
うた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ホテルの部屋も、部屋ボーイの
山出
(
やまだ
)
し女も、日本風の浴場も、長い間不自由な外国の生活を送って来た彼には、
凡
(
すべ
)
て凡て好ましいものばかりであった。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一と口にいうと、
地方
(
いなか
)
からポッと
出
(
で
)
の
山出
(
やまだ
)
し書生の下宿
住
(
ずま
)
い同様であって、原稿紙からインキの色までを気にする文人らしい趣味や気分を少しも持たなかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
敏
(
さとし
)
おさなきより
植木
(
うゑき
)
のあつかひを
好
(
す
)
きて、
小器用
(
こぎよう
)
に
鋏
(
はさみ
)
も
使
(
つか
)
へば、
竹箒
(
たけばヽき
)
にぎつて
庭男
(
にはをとこ
)
ぐらゐ
何
(
なん
)
でもなきこと、
但
(
たゞ
)
し
身
(
み
)
の
素性
(
すじやう
)
を
知
(
し
)
られじと
計
(
ばか
)
り、
誠
(
まこと
)
に
只今
(
たヾいま
)
の
山出
(
やまだ
)
しにて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ヒステリー気味な
所作
(
しうち
)
は良人へばかりではなかった。同期生の男たちが、
山出
(
やまだ
)
しとか田舎娘などとでも言ったら
最期
(
さいご
)
、学校内でも火鉢が飛んだりする事は珍らしくなかったのである。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
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三十二三の、それは
勇敢
(
ゆうかん
)
な
山出
(
やまだ
)
しでした。
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車