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寢苦
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ねぐる
ふりがな文庫
“
寢苦
(
ねぐる
)” の例文
新字:
寝苦
船室
(
キヤビン
)
の
中央
(
ちゆうわう
)
に
吊
(
つる
)
してある
球燈
(
きゆうとう
)
の
光
(
ひかり
)
は
煌々
(
くわう/\
)
と
輝
(
かゞや
)
いて
居
(
を
)
るが、どうも
其邊
(
そのへん
)
に
何
(
なに
)
か
魔性
(
ませう
)
でも
居
(
を
)
るやうで、
空氣
(
くうき
)
は
頭
(
あたま
)
を
壓
(
おさ
)
へるやうに
重
(
おも
)
く、
實
(
じつ
)
に
寢苦
(
ねぐる
)
しかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
小兒
(
こども
)
たちが、また
惡
(
わる
)
く
暖
(
あたゝか
)
いので
寢苦
(
ねぐる
)
しいか、
變
(
へん
)
に
二人
(
ふたり
)
とも
寢
(
ね
)
そびれて、
踏脱
(
ふみぬ
)
ぐ、
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
す、
着
(
き
)
せかける、
賺
(
すか
)
す。で、
女房
(
にようばう
)
は
一夜
(
いちや
)
まんじりともせず、
烏
(
からす
)
の
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
いたさうである。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寢
部首:⼧
14画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“寢”で始まる語句
寢
寢床
寢臺
寢衣
寢覺
寢室
寢所
寢顏
寢言
寢息