“ねぐる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝苦40.0%
寢苦40.0%
睡苦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうべぼくはなぜか寝苦ねぐるしくってしかたがなかった、ぼくは千を数えた、だがまだねむれない。ぼくはとうとう寝ることを断念だんねんした、外の夜気にでもあたってみようと、そっと寝床ねどこをぬけだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
小兒こどもたちが、またわるあたゝかいので寢苦ねぐるしいか、へん二人ふたりともそびれて、踏脱ふみぬぐ、す、せかける、すかす。で、女房にようばう一夜いちやまんじりともせず、からすこゑいたさうである。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
が、どういうものか睡苦ねぐるしい夜であった。焼跡のこまごました光景や、茫然とした人々の姿が睡れない頭によみがえって来る。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)