寝苦ねぐる)” の例文
旧字:寢苦
袖子そでこものわずに寝苦ねぐるしがっていた。そこへとうさんが心配しんぱいしてのぞきにたびに、しまいにはおはつほうでもかくしきれなかった。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ゆうべぼくはなぜか寝苦ねぐるしくってしかたがなかった、ぼくは千を数えた、だがまだねむれない。ぼくはとうとう寝ることを断念だんねんした、外の夜気にでもあたってみようと、そっと寝床ねどこをぬけだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)