トップ
>
安
>
いづく
ふりがな文庫
“
安
(
いづく
)” の例文
彼等は
彫琢
(
てうたく
)
したる巧句を得べし、然れども妖魅せられざる前の巧句は人工なり、
安
(
いづく
)
んぞ神霊に動かされたる天工の奇句を咏出する事を得んや。
松島に於て芭蕉翁を読む
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
嗚呼、タルクヰニウス・コルラチニウスが妻なるルクレチア(
辱
(
はづかしめ
)
を受けて自殺す、事は羅馬王代の末、紀元前五百九年に在り)は今
安
(
いづく
)
にか在る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
安
(
いづく
)
んぞ知らむ、此日菅茶山は
神辺
(
かんなべ
)
にあつて
易簀
(
えきさく
)
したのであつた。「病嗝噎、自春及秋漸篤、終不起、実八月十三日也」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
あゝ
思慮
(
しりよ
)
、
知識
(
ちしき
)
、
解悟
(
かいご
)
、
哲學者
(
てつがくしや
)
の
自若
(
じゝやく
)
、
夫
(
そ
)
れ
將
(
は
)
た
安
(
いづく
)
にか
在
(
あ
)
ると、
彼
(
かれ
)
は
只管
(
ひたすら
)
に
思
(
おも
)
ふて、
慙
(
は
)
ぢて、
自
(
みづか
)
ら
赤面
(
せきめん
)
する。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
前よりの心
安
(
いづく
)
んぞ忘る
可
(
べ
)
けん
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
思想と恋愛とは仇讐なるか、
安
(
いづく
)
んぞ知らむ、恋愛は思想を高潔ならしむる
嬭母
(
じぼ
)
なるを。
厭世詩家と女性
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
“安”の意味
《名詞》
(アン)安らかなこと。
(出典:Wiktionary)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“安”を含む語句
安息
安楽椅子
安価
平安
安房
安居
安易
安静
安堵
心安
安楽
心安立
安値
安曇
安穩
安西
安定
安平
安心
安穏
...