“易簀”の読み方と例文
読み方割合
えきさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツイ昨年易簀えきさくした洋画界の羅馬ローマ法王たる黒田清輝くろだせいき好事こうずの聞え高い前の暹羅シャム公使の松方正作まつかたしょうさくの如きもまた早くから椿岳を蒐集していた。
いづくんぞ知らむ、此日菅茶山は神辺かんなべにあつて易簀えきさくしたのであつた。「病嗝噎、自春及秋漸篤、終不起、実八月十三日也」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
如貴命きめいのごとく、枕山翁易簀えきさく、誠に惜しき事致候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)