“えきさく”の漢字の書き方と例文
語句割合
易簀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時代、一番親しくしたは二葉亭の易簀えきさく当時暹羅シャム公使をしていた西源四郎と陸軍大尉で早世した永見松太郎の二人であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
然るに山陽病歿の前後に頼氏に寓してゐて、山陽の命を受けて其著述を校訂し、山陽の易簀えきさくするに及んで、後事を経営した関五郎と云ふものがある。藤陰と此関五郎とは同一人であるらしい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
古川は今から十四、五年前に不遇の中に易簀えきさくしてしまったが、今でもなお健在であるはずの市川文吉とならんで露語学界の二大先輩であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)