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嫌惡
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けんを
ふりがな文庫
“
嫌惡
(
けんを
)” の例文
新字:
嫌悪
職業的に校則のみを云々する態度に深い
嫌惡
(
けんを
)
憤懣
(
ふんまん
)
の情を抱いて居たので、其等の反感が一時に機會を得て爆發したまでの事である。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
その氣持ちを言ひ現すことは出來ないが、私は、彼女が私の
行手
(
ゆくて
)
の路に、
嫌惡
(
けんを
)
と不親切の種を蒔きつゝあると云ふことを感じた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
と
唱
(
とな
)
へ
出
(
いだ
)
す
節
(
ふし
)
は
泣
(
な
)
くがごとく、
怨
(
うら
)
むがごとく、いつも(
應
(
おう
)
)の
來
(
きた
)
りて
市街
(
しがい
)
を
横行
(
わうかう
)
するに
從
(
したが
)
うて、
件
(
くだん
)
の
童謠
(
どうえう
)
東西
(
とうざい
)
に
湧
(
わ
)
き、
南北
(
なんぼく
)
に
和
(
わ
)
し、
言語
(
ごんご
)
に
斷
(
た
)
えたる
不快
(
ふくわい
)
嫌惡
(
けんを
)
の
情
(
じやう
)
を
喚起
(
よびおこ
)
して、
市人
(
いちびと
)
の
耳
(
みゝ
)
を
掩
(
おほ
)
はざるなし。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私があの女に對したときのやうに
嫌惡
(
けんを
)
を以てあなたから
後退
(
あとずさ
)
りしはしなかつたゞらう。あなたが落着いてゐるときには私の他には見張りも看護人も
要
(
い
)
らなかつたゞらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
其れは私の心を
醉
(
ゑは
)
して呉れた其の女自らであるのだ。よくモオパツサンの話を引くやうだが、私は女に對する男の絶望、
嫌惡
(
けんを
)
の情を、あれほど深刻に感じた人はないと思ふ。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
▼ もっと見る
ジョン・リードの
理不盡
(
りふじん
)
な虐待振りや、彼の妹の
權高
(
けんだか
)
な冷淡さや、彼等の母が私に示す
嫌惡
(
けんを
)
の情や、召使ひの寄せる
依怙
(
えこ
)
ひいきが、濁つた井戸の暗い
沈澱物
(
ちんでんぶつ
)
を掻き𢌞すやうに
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
嫌
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
惡
部首:⼼
12画
“嫌”で始まる語句
嫌
嫌悪
嫌疑
嫌味
嫌厭
嫌忌
嫌気
嫌応
嫌疑者
嫌々