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威光
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いこう
ふりがな文庫
“
威光
(
いこう
)” の例文
ご
威光
(
いこう
)
りりしくお進みになり、やがて
天浮橋
(
あめのうきはし
)
をもおし
渡
(
わた
)
って、どうどうと下界に向かってくだっておいでになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
にいさんはにいさんだけの
威光
(
いこう
)
で、いきなりしかりつけて
為朝
(
ためとも
)
を
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
らしてやろうと
思
(
おも
)
ったと
見
(
み
)
えて、
義朝
(
よしとも
)
は
為朝
(
ためとも
)
の
顔
(
かお
)
の
見
(
み
)
えるところまで
来
(
き
)
ますと、大きな
声
(
こえ
)
で
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
徳川家
(
とくがわけ
)
の
重臣
(
じゅうしん
)
、
甲州
(
こうしゅう
)
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
、大講会総奉行、それらの
肩書
(
かたがき
)
を
威光
(
いこう
)
にきている長安は
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
実業界に一寸名を知られた父の
威光
(
いこう
)
で、ある商事会社の支配人を勤めている、
池内光太郎
(
いけうちこうたろう
)
という、柾木と同年輩の青年紳士であったが、あらゆる点が柾木とは正反対で、明るい、社交上手な
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
虎の
威光
(
いこう
)
は借りるまでもなく、側に坐っていると自然に身につく。
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
爺さんはその
威光
(
いこう
)
に打たれて、
平伏
(
へいふく
)
してしまいました。
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
余
(
よ
)
の
儀
(
ぎ
)
でもござりませぬが、
今日
(
こんにち
)
お館のご
威光
(
いこう
)
を見、またかくお
供
(
とも
)
いたしているうちに、
八幡船
(
ばはんせん
)
の手下となっていることが、つくづく浅ましく感じられ、むかしの
武士
(
ぶし
)
にかえって、
白日
(
はくじつ
)
のもとに
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“威光”の意味
《名詞》
威 光(いこう)
自然に人を畏れさせ、服従させる威厳。
(出典:Wiktionary)
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“威”で始まる語句
威
威嚇
威張
威勢
威猛高
威丈高
威厳
威力
威儀
威圧