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大橋
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おおはし
ふりがな文庫
“
大橋
(
おおはし
)” の例文
「なる程、備前岡山は中国での京の都。名もそのままの
東山
(
ひがしやま
)
あり。この
朝日川
(
あさひがわ
)
が
恰度
(
ちょうど
)
加茂川
(
かもがわ
)
。
京橋
(
きょうばし
)
が
四条
(
しじょう
)
の
大橋
(
おおはし
)
という見立じゃな」
備前天一坊
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
若
(
も
)
し
大橋
(
おおはし
)
さんの言う通りにこの三百五十五両を半価にせよとか百両にせよとか
云
(
い
)
えば、時節柄
有馬
(
ありま
)
家では承知するであろう。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「これを
大橋
(
おおはし
)
のところへもっていけ。そうすると、きさまがまた
長崎
(
ながさき
)
へでてくるのにつごうがよいだろう。」
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
千住
(
せんじゅ
)
の
大橋
(
おおはし
)
で真ん中になる
丸太
(
まるた
)
を四本、お祭りの
竿幟
(
のぼり
)
にでもなりそうな素晴らしい丸太を一本一円三、四十銭位で買う、その他お好み次第の材料が安く手に這入りました。
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
御身
(
おみ
)
と同然に、愚僧
等
(
ら
)
御司配
(
ごしはい
)
の
命令
(
おおせ
)
を
蒙
(
こうむ
)
り、京都と同じ日、
先
(
ま
)
づ/\同じ刻限に、江戸城へも事を試みる約束であつたれば、
千住
(
せんじゅ
)
の
大橋
(
おおはし
)
、上野の森を
一
(
ひと
)
のしに、
濠端
(
ほりばた
)
の松まで飛んで出た。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
東山の高さから
洛内
(
らくない
)
をながめても、炎天のうちは、
大路
(
おおじ
)
大橋
(
おおはし
)
を往く人影もなく、
乾
(
かわ
)
きぬいた町家の屋根は
反
(
そ
)
りかえり、加茂川の水は
涸
(
か
)
れほそって、
堤
(
どて
)
の柳も
埃
(
ほこり
)
に白くうなだれた列としか見えない。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寛文
(
かんぶん
)
十年の夏、
甚太夫
(
じんだゆう
)
は
喜三郎
(
きさぶろう
)
と共に、雲州松江の城下へはいった。始めて
大橋
(
おおはし
)
の上に立って、
宍道湖
(
しんじこ
)
の天に
群
(
むらが
)
っている雲の峰を眺めた時、二人の心には云い合せたように、悲壮な感激が催された。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ソリャ
爾
(
そ
)
うでない、今日
渡
(
わたす
)
と云う約束だからこの金は渡さなくてはならぬと云うと、
大橋
(
おおはし
)
は脇の方に
向
(
むい
)
て
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“大橋”で始まる語句
大橋六助
大橋訥庵
大橋邊
大橋乙羽
大橋佐平
大橋栄次
大橋近江守