“おおはし”の漢字の書き方と例文
語句割合
大橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千住せんじゅ大橋おおはしで真ん中になる丸太まるたを四本、お祭りの竿幟のぼりにでもなりそうな素晴らしい丸太を一本一円三、四十銭位で買う、その他お好み次第の材料が安く手に這入りました。
御身おみと同然に、愚僧御司配ごしはい命令おおせこうむり、京都と同じ日、づ/\同じ刻限に、江戸城へも事を試みる約束であつたれば、千住せんじゅ大橋おおはし、上野の森をひとのしに、濠端ほりばたの松まで飛んで出た。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
東山の高さから洛内らくないをながめても、炎天のうちは、大路おおじ大橋おおはしを往く人影もなく、かわきぬいた町家の屋根はりかえり、加茂川の水はれほそって、どての柳もほこりに白くうなだれた列としか見えない。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)