“おほはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大橋66.7%
大嘴33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関げんくわん式台しきだいへ戸板に載せてかつぎ込まれたのは、薩州の陣所へ入浸いりびたつて半年も帰つて来ぬ朗然和上が、法衣を着た儘三条の大橋おほはし会津方あひづがたの浪士に一刀眉間を遣られた負傷ておひの姿であつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
自分は大へんな所へ来たと思つたから、こんな田舎ゐなかぢやないよ、横町よこちやうを二つばかり曲ると、四条しでう大橋おほはしへ出る所なんだと説明した。すると車夫があきれた顔をして、ここも四条の近所どすがなと云つた。
京都日記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
緋衣ひごろも大嘴おほはし鸚鵡我を見てまたものうげに眼をとぢにけり
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)