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大切
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でえじ
ふりがな文庫
“
大切
(
でえじ
)” の例文
多「又
往
(
ゆ
)
かねえと
母親
(
おふくろ
)
に叱られますから
参
(
めえ
)
りやすべえ、叔父さん、これから段々寒くなりやすから、身体を
大切
(
でえじ
)
にしておくんなんしよ」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
他に
恩返
(
おんげえ
)
しの仕様がねえから、旦那様を
大切
(
でえじ
)
に思って、
不寝
(
ねず
)
に奉公する心得だが、
貴方
(
あんた
)
は今の若さで遊んでいずに、何処かへ奉公でもしたら宜かろう
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
親から貰った
大切
(
でえじ
)
な身体に疵うつけて、
不具
(
かたわ
)
になるものが有るでがす、実にはア
情
(
なさけ
)
ねえ訳だね、それも
皆
(
みん
)
な此の皿の
科
(
とが
)
で、此の皿の
在
(
あ
)
る
中
(
うち
)
は末代までも止まねえ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「なに
心配
(
しんぺえ
)
しねえでも宜い、私ア
帰
(
けえ
)
ってまた
後
(
あと
)
から
金右衞門
(
きんえもん
)
どんとこの婆アさまが来ると云ったが、お
前
(
めえ
)
も
老
(
と
)
る年じゃアあるし、
大切
(
でえじ
)
にしなけんばなんねえからね」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
前
(
めえ
)
は今迄まア
外
(
ほか
)
の女と違って信実な
者
(
もん
)
で、
己
(
おら
)
ア
家
(
うち
)
へ
縁付
(
かたづ
)
いても惣次郎を
大切
(
でえじ
)
にして、
姑
(
しゅうと
)
へは孝行尽し、
小前
(
こめえ
)
の
者
(
もん
)
にも思われる
位
(
くれ
)
えで、
流石
(
さすが
)
お
武家
(
さむれえ
)
さんの娘だけ違ったもんだ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
私が此の二十枚の皿を
悉皆
(
みんな
)
打砕
(
ぶっくだ
)
いたが、二十人に代って私が一人死ねば、
余
(
あと
)
の二十人は助かる、それに斯うやって
大切
(
でえじ
)
な皿だって
打砕
(
ぶちくだ
)
けば
原
(
もと
)
の
土塊
(
つちッころ
)
だ、金だって銀だって只形を拵えて
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おさだが可愛相だよ……お父さんの身を
貴方
(
あんた
)
、心にかけて
大切
(
でえじ
)
にしなんしよ
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ナニ木場まで遣ってくれ、
御飯
(
おまんま
)
は食わせるよ、へえ有難うごぜえやすッてんで、二分ずつの祝儀だからうめえと思ってると、
大黒屋
(
でえこくや
)
へ紙入を忘れて来て、金は宜いが書附が
大切
(
でえじ
)
だと仰しゃるから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
去年の暮などは忙しい中を
態々
(
わざ/\
)
来てくれて、
私
(
わし
)
に
小遣
(
こづけえ
)
を一両呉れましたが、それも是も
皆
(
みん
)
な御主人さまのお蔭だから、御主人さまの御恩を忘れねえで奉公を
大切
(
でえじ
)
にしろと云いつけて遣りましたよ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“大切”で始まる語句
大切浄瑠璃
大切候
大切先
大切斑
大切片
大切相