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埋合
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うめあわ
ふりがな文庫
“
埋合
(
うめあわ
)” の例文
土耳古帽氏は
復
(
ふたた
)
び畠の
傍
(
そば
)
から何か
採
(
と
)
って来て、自分の不興を
埋合
(
うめあわ
)
せるつもりでもあるように、それならこれはどうです、と差出してくれた。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
狙ったところで、何の
埋合
(
うめあわ
)
せにもなりはしない。拙者はもうここでお別れいたすよ。江戸へ帰って寝ていた方がはるかましだ
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてわたしはこんな陽気な者ですから、人達に対して、あの大勢のいやな「わざわい」の
埋合
(
うめあわ
)
せをつけるために箱の中に入れられたんです。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
私を棄てゝ心中するなんて、そんな奴なら了簡があります、愚図々々すれば
女郎
(
じょうろ
)
にでも
打
(
たゝ
)
き売って金にして
埋合
(
うめあわ
)
せをするのだ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
損失額は一般資本のより不利な分配によって
埋合
(
うめあわ
)
されているから、それが内国から奪い去るすべてのものを外国に与えない故にそれは最悪の課税である。
経済学及び課税の諸原理
(新字新仮名)
/
デイヴィッド・リカード
(著)
▼ もっと見る
思うようになるかならないか自分にさえ予言のできかねるのが述作の常であるから、今度こそは長い間休んだ
埋合
(
うめあわ
)
せをするつもりであると公言する勇気が出ない。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あまりに
平凡
(
へいぼん
)
な
人達
(
ひとたち
)
の
噂
(
うわさ
)
ばかりつづきましたから、その
埋合
(
うめあわ
)
せという
訳
(
わけ
)
ではございませぬが、
今度
(
こんど
)
はわが
国
(
くに
)
の
歴史
(
れきし
)
にお
名前
(
なまえ
)
が
立派
(
りっぱ
)
に
残
(
のこ
)
っている、
一人
(
ひとり
)
の
女性
(
じょせい
)
にお
目
(
め
)
にかかったお
話
(
はなし
)
を
致
(
いた
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
嘸
(
さぞ
)
かし御退屈でござりましたろうが、此の
埋合
(
うめあわ
)
せには、又其の内に
極
(
ごく
)
面白いお話をお
聞
(
きゝ
)
に入れる
積
(
つも
)
りでござりますれば、相変らず
御贔屓
(
ごひいき
)
を願い上げます。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは御気の毒様、それだからその
埋合
(
うめあわ
)
せをするために
孔雀
(
くじゃく
)
の舌なんかを金と太鼓で探しているじゃないか。まあそう
怒
(
おこ
)
らずに待っているさ。しかし著書と云えば君、今日は一大珍報を
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“埋”で始まる語句
埋
埋伏
埋火
埋木
埋葬
埋没
埋立
埋沒
埋地
埋兵