“うめあわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
埋合75.0%
填合16.7%
弁償8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狙ったところで、何の埋合うめあわせにもなりはしない。拙者はもうここでお別れいたすよ。江戸へ帰って寝ていた方がはるかましだ
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その代り近いうちに填合うめあわせをしようと云うのである。相手はこんな言いわけをして置いて、弦を離れた矢のように駆け出した。素足で街道のぬかるみを駆けるので、ぴちゃぴちゃ音がした。
「遅れたからには遅れただけの弁償うめあわせをしなくばなりますまい。さあさあ何をくださります?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)