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圧搾
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あっさく
ふりがな文庫
“
圧搾
(
あっさく
)” の例文
旧字:
壓搾
「よし。それじゃ、やるよ。……
圧搾
(
あっさく
)
空気送り方、用意。用意、よろしい。圧搾空気送り方、はじめ! はじめ!
傾度
(
けいど
)
四十五……」
豆潜水艇の行方
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大津波
(
おおつなみ
)
のうなる音、木のめりめりさける音、
圧搾
(
あっさく
)
された空気の
爆発
(
ばくはつ
)
する音、すさまじいうなり声がわたしたちをおびえさせた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
吸水紙は無論のこと、押板、
圧搾
(
あっさく
)
用の鉄の螺旋器また無論大形の採集胴乱根掘り器などいろいろな必要器を持って行った。
若き日の思い出
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
第三句の字余りなどでもその
破綻
(
はたん
)
を来さない微妙な点と、「風を時じみ」の如く
圧搾
(
あっさく
)
した云い方と、結句の「つ」止めと
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
圧搾
(
あっさく
)
のために、白さが次第に減じて、氷粒になりかけて、普通の氷に見られるような透明な碧さを
有
(
も
)
っている。
高山の雪
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
▼ もっと見る
金
(
かね
)
も
勢
(
いきおい
)
もないものが天下の士に恥じぬ事業を成すには筆の力に頼らねばならぬ。舌の
援
(
たすけ
)
を
藉
(
か
)
らねばならぬ。
脳味噌
(
のうみそ
)
を
圧搾
(
あっさく
)
して
利他
(
りた
)
の
智慧
(
ちえ
)
を
絞
(
しぼ
)
らねばならぬ。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その横では、不足な酒を作るがために、兵士たちは森から
摘
(
つ
)
みとってきた黒松葉を
圧搾
(
あっさく
)
して汁を作っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
みイちゃんは婚礼したかどうかしらッ。市区改正はどれだけ
捗取
(
はかど
)
ったか、市街鉄道は架空蓄電式になったか、それとも空気
圧搾
(
あっさく
)
式になったかしらッ。中央鉄道は聯絡したかしらッ。
墓
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
折角
(
せっかく
)
死んでも、それを食べて
呉
(
く
)
れる人もなし、可哀そうに、魚はみんなシャベルで
釜
(
かま
)
になげ
込
(
こ
)
まれ、煮えるとすくわれて、
締木
(
しめぎ
)
にかけて
圧搾
(
あっさく
)
される。釜に残った油の分は魚油です。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
脂肪が
圧搾
(
あっさく
)
されて、肋骨の装飾が現れた。
踊る地平線:10 長靴の春
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
まず酸素不足などを補うために、特別製の
圧搾
(
あっさく
)
空気をつめた
槽
(
そう
)
から空気を送って呼吸しなければならぬ。
火星探険
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
願
(
ねがわ
)
くはこの義務の束縛を
免
(
まぬ
)
かれて早く自由になりたい、人から
強
(
し
)
いられてやむをえずする仕事はできるだけ分量を
圧搾
(
あっさく
)
して手軽に済ましたいという根性が常に胸の
中
(
うち
)
につけまとっている。
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それに上の方も順じて調子がやはり重く
圧搾
(
あっさく
)
されているが、全体としては進行的な調子で、労働歌の一種と感ずることが出来る。恐らく足柄山中の
樵夫
(
きこり
)
などの間に行われたものであっただろう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
はっきりわからないけれど、こっちにあるのは、電気を起す機械だし、それからまたあそこにあるのは、どう考えても
圧搾
(
あっさく
)
空気を入れるいれものだねえ。そのほかいろいろなものがある。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それから
圧搾
(
あっさく
)
空気が、いっしょにはいりこんだ海水を外へ吹きとばす。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“圧搾”の意味
《名詞》
圧 搾(あっさく)
押して搾ること。
(出典:Wiktionary)
“圧搾”の解説
圧搾
(出典:Wikipedia)
圧
常用漢字
小5
部首:⼟
5画
搾
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
“圧搾”で始まる語句
圧搾空気
圧搾器
圧搾槌
圧搾空気軌道