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困
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こまり
ふりがな文庫
“
困
(
こまり
)” の例文
吟味
(
ぎんみ
)
致すに
筋違
(
すぢちがひ
)
とは如何なる儀にや此段承まはりたしと御
老人
(
らうじん
)
の
苦
(
にが
)
り切たる有樣なれば將軍にも御
當惑
(
たうわく
)
の體にて
偵
(
さす
)
が名君の
理
(
り
)
に
伏
(
ふく
)
し見え給ひ
殆
(
ほとん
)
ど御
困
(
こまり
)
の御樣子にて太田主計頭を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
かつはまた百両の金の隠し場所にも
困
(
こまり
)
候故、そのまゝ引返し、とぼ/\と
大門
(
だいもん
)
のあたりまで
参
(
まいり
)
候処、突然
後
(
うしろ
)
より、モシ
良乗殿
(
りょうじょうどの
)
、早朝より
何処
(
いずこ
)
へお
出
(
い
)
でかと、声掛けられ、びっくり致し振返れば
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私に
拠
(
よんどころ
)
ない用事があって、
此方
(
こちら
)
へ参って居る留守中に師匠が亡なりまして、皆さん方が
態々
(
わざ/\
)
知らして下すって有難うございます、
生憎
(
あいにく
)
死目
(
しにめ
)
に逢いませんで、貴方がたも誠にお
困
(
こまり
)
でございましょう
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「いや。
何
(
どう
)
もかう
度々
(
たび/\
)
宿舎をお引受ではお
困
(
こまり
)
でせう。あはゝゝ。」
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
渡世にする新藤市之丞と申者の
宅
(
たく
)
は御存じなきやと
問
(
とふ
)
に此町内には御用の屑買は御座らぬなどと云て大いに
笑
(
わら
)
はれければ大橋も
今
(
いま
)
は
是非無
(
ぜひなく
)
尋厭倦
(
たづねあぐみ
)
て下谷山崎町の我家へ歸り
偖
(
さて
)
も/\
困
(
こまり
)
し事也馬喰町へ行て
表店
(
おもてだな
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
困
常用漢字
小6
部首:⼞
7画
“困”を含む語句
困難
困苦
困憊
困却
困厄
困窮
困迫
困惑
疲労困憊
貧困
困悶
疲弊困憊
困頓
困阨
困蹶
艱難困苦
窮困
敗殘困憊
貧困人
困馬
...