“困迫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんはく50.0%
こんぱく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廃藩の後、士族の所得はおおいに減じて一般の困迫こんはくというといえども、もしも今の上士の家禄を以てこれを下士に附与ふよして下士従来の活計を立てしめなば、三、五年の間に必ず富有ふゆうを致すことあるべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
以上枚挙まいきょの件々はいずれもみな藩士常禄のほかに得るところのものなれども、今日こんにちいたりてはかかる無名間接の利益あることなし。藩士の困迫こんぱくする一の原因なり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)