吹添ふきそ)” の例文
さつと、吹添ふきそ蒼水あをみづかぜれて、ながれうへへそれたのは、はなをどしよろひ冥界めいかい軍兵ぐんぴやうが、ツと射出いだまぼろしぶやうで、かはなかばで、しろえる。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が、をりから、ざあ/\りにかぜ吹添ふきそつて、つぎ金屏風きんびやうぶ青味あをみびて、少々せう/\すゞしくぎた。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)