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叫聲
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さけびごゑ
ふりがな文庫
“
叫聲
(
さけびごゑ
)” の例文
新字:
叫声
吾等
(
われら
)
の
叫聲
(
さけびごゑ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
怒濤
(
どたう
)
の
響
(
ひゞき
)
に
打消
(
うちけ
)
されてしまつたが、
只
(
たゞ
)
見
(
み
)
る、
黒暗々
(
こくあん/\
)
たる
遙
(
はる
)
か/\の
沖
(
おき
)
に
當
(
あた
)
つて、
一點
(
いつてん
)
の
燈光
(
とうくわう
)
ピカリ/\。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『あれッ!』『あれッ、新坊さんが!』と
魂消
(
たまげ
)
つた
叫聲
(
さけびごゑ
)
が女兒らと智惠子の口から迸つた。五歳の新坊が足を浚はれて、
呀
(
あつ
)
といふ間もなく流れる。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
獅子
(
しゝ
)
の
友呼
(
ともよ
)
び!。』と
一名
(
いちめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
は
咡
(
さゝや
)
いた。
成程
(
なるほど
)
遠雷
(
えんらい
)
の
如
(
ごと
)
き
叫聲
(
さけびごゑ
)
が
野山
(
のやま
)
に
響渡
(
ひゞきわた
)
ると、
忽
(
たちま
)
に
其處
(
そこ
)
の
森
(
もり
)
からも、
彼處
(
かしこ
)
の
岩陰
(
いはかげ
)
からも
三頭
(
さんとう
)
五頭
(
ごとう
)
と
猛獸
(
まうじう
)
は
群
(
ぐん
)
をなして
現
(
あら
)
はれて
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
はツと
思
(
おも
)
つたが、
此時
(
このとき
)
忽
(
たちま
)
ち
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
前甲板
(
ぜんかんぱん
)
に
尋常
(
たゞ
)
ならぬ
叫聲
(
さけびごゑ
)
が
聽
(
きこ
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
叫
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
聲
部首:⽿
17画
“叫”で始まる語句
叫
叫喚
叫声
叫喊
叫絶
叫破
叫了一声
叫喚合唱
叫音
叫号