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古樹
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ふるき
ふりがな文庫
“
古樹
(
ふるき
)” の例文
陽氣
(
やうき
)
の
加減
(
かげん
)
か、よひまどひをして、
直
(
ぢ
)
き
町内
(
ちやうない
)
の
大銀杏
(
おほいてふ
)
、ポプラの
古樹
(
ふるき
)
などで
鳴
(
な
)
く
事
(
こと
)
があると、
梟
(
ふくろ
)
だよ、あゝ
可恐
(
こは
)
い。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やがて、とろ/\の
目許
(
めもと
)
を、
横合
(
よこあひ
)
から
萌黄
(
もえぎ
)
の
色
(
いろ
)
が、
蒼空
(
あをぞら
)
の
其
(
それ
)
より
濃
(
こ
)
く、ちらりと
遮
(
さへぎ
)
つたのがある。
蓋
(
けだ
)
し
古樹
(
ふるき
)
の
額形
(
がくがた
)
の
看板
(
かんばん
)
に
刻
(
きざ
)
んだ
文字
(
もじ
)
の
色
(
いろ
)
で、
店
(
みせ
)
を
覗
(
のぞ
)
くと
煮山椒
(
にざんせう
)
を
賣
(
う
)
る、これも
土地
(
とち
)
の
名物
(
めいぶつ
)
である。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
まず
可
(
よ
)
し、と早速訪ねて参りましたが、町はずれの侍町、
小流
(
こながれ
)
があって板塀続きの、邸ごとに、むかし植えた紅梅が沢山あります。まだその
古樹
(
ふるき
)
がちらほら残って、
真盛
(
まっさか
)
りの、
朧月夜
(
おぼろづきよ
)
の事でした。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“古樹”の意味
《名詞》
年月を経た古い樹木。
(出典:Wiktionary)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代