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助言
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じょごん
ふりがな文庫
“
助言
(
じょごん
)” の例文
いよいよ催促を受けたと電報を見ながら苦笑しているので、いいや、急ぎ帰りつつありとかけておくさと、
他
(
ひと
)
の事だからはなはだ
洒落
(
しゃらく
)
な
助言
(
じょごん
)
をした。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかし
汝
(
きさま
)
の云うように思案しかえるはどうしても厭、十兵衛が仕事に手下は使おうが
助言
(
じょごん
)
は頼むまい、人の仕事の手下になって使われはしょうが助言はすまい
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
入口では
出入
(
ではい
)
りの邪魔になると思ったけれど、折角の
助言
(
じょごん
)
を聴かぬのも何だから、言う通りに
据直
(
すえなお
)
すと、雪江さんが、
矢張
(
やっぱり
)
窓の下の方が
好
(
い
)
いという。で、
矢張
(
やっぱり
)
窓の下の方へ据えた。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
もう一遍田口に会う手段を講じて見る事の可否は、
昨日
(
きのう
)
すでに婆さんの
助言
(
じょごん
)
で断定されたものと敬太郎は解釈した。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そりゃ当人の望み通りにした方が好うがすななどと云う縁談に関する
助言
(
じょごん
)
を耳に
挟
(
さしは
)
さむくらいなもので、面と向き合っては互に何も語らずに久しく過ぎた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
だから私の
他
(
ひと
)
に与える
助言
(
じょごん
)
はどうしてもこの生の許す範囲内においてしなければすまないように思う。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
老師
(
ろうし
)
から
公案
(
こうあん
)
の出る事や、その公案に一生懸命
噛
(
かじ
)
りついて、朝も晩も昼も夜も噛りつづけに噛らなくてはいけない事やら、すべて今の宗助には心元なく見える
助言
(
じょごん
)
を与えた末
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鈴木の
藤
(
とう
)
さんは金と衆とに従えと主人に教えたのである。甘木先生は催眠術で神経を沈めろと
助言
(
じょごん
)
したのである。最後の珍客は消極的の修養で安心を得ろと説法したのである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから
北京
(
ペキン
)
へ出て、
上海
(
シャンハイ
)
へ来て、上海から満鉄の船で大連まで帰って、それからまた奉天へ行って、今度は
安奉線
(
あんぽうせん
)
を通って、朝鮮へ抜けたら好いだろうとすこぶる
大袈裟
(
おおげさ
)
な
助言
(
じょごん
)
を与える。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
君の目下の境遇が、今僕の云ったような
助言
(
じょごん
)
——だか忠告だか、または単なる知識の供給だか、それは何でも構わないが、とにかくそんなものに君の注意を向ける必要を感じさせないのだ。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
緩
(
ゆっ
)
くり会ったら
宜
(
よ
)
かろうという注意とも
慰藉
(
いしゃ
)
ともつかない
助言
(
じょごん
)
も与えた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
和尚
(
おしょう
)
の
助言
(
じょごん
)
は十七八年ぶりで始めて役に立ちそうな
気色
(
けしき
)
に髯は延びて来た。
妻
(
さい
)
はいっそ
御生
(
おは
)
やしなすったら好いでしょうと云った。余も半分その気になって、しきりにその辺を
撫
(
な
)
で廻していた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
津田は夫人の
齎
(
もたら
)
した温泉行の
助言
(
じょごん
)
だけをごく
淡泊
(
あっさ
)
り話した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“助言”の意味
《名詞》
助 言(じょげん)
困っていたり、迷ったりしている人を傍らから助けるための言葉。
(出典:Wiktionary)
“助言”の解説
助言
助言(じょげん)とは助けになるような意見を教えることないしはその意見を指す。ここでは法律用語における助言について解説する。
(出典:Wikipedia)
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“助”で始まる語句
助
助太刀
助力
助手
助郷
助六
助役
助長
助勢
助広