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列座
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れつざ
殘らず
呼集め次右衞門三五郎正座に
直り
座傍には
寺社奉行并びに遠藤喜助小林軍次郎等
列座にて一人々々に
呼出し澤の井の宿を
吟味に及ぶも名主を
と
思ひ
切つてお
請申せば、
列座の
方々滿足々々とのたまふ
聲ずらりと
行渡る。
取て奉行所へ差出しに
及びけりよつて
享保十一年正月二十三日右一
件につき又々評定所へ前々の通り夫々の役人
列座ある願人憑司并に郡奉行
伊藤半右衞門等は
列座の
方々、いづれも
豫て
御存じの
如く、
某勝手不如意にて、
既に
先年公義より
多分の
拜借いたしたれど、なか/\
其にて
取續かず、
此際家政を
改革して
勝手を
整へ
申さでは、
一家も
終に
危く
候。
實に御名將の
思召潔よく御座候と申上られ是より中納言樣には御老中御
列座の御席へ渡らせ給ひ越前守を