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切
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せま
「あい。」と声の下で返事して、
階子を下りるのがトントンと引摺るばかり。日本の
真中に、一人、この女が、と葛木は胸が
切ったのであったが。
然も、
先方は、
義理、
首尾で、
差當つては
間の
惡い
處を、お
前樣が
突詰めて、
斷つて、
垣も
塀も、
押倒し
突破る、……
其の
力で、
胸を
掻毮るやうにあせるから、
婦も
切つて
「
止しなさい、これを読むと胸が
切って、なお目が冴えて寝られなくなります。」
小山夏吉は、声が
切って、はらはらと落涙した。
“切”の意味
《名詞》
(きれ)布の一部分。転じて布。
《形容動詞》
(セツ)緊急である、余裕がない。
(セツ) 心を込めて祈るさま。
(セツ) 身にしみて強く感じるさま。
《助詞》
(きり、ぎり)のみ。だけ。
(出典:Wiktionary)