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円顔
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まるがほ
ふりがな文庫
“
円顔
(
まるがほ
)” の例文
旧字:
圓顏
円顔
(
まるがほ
)
のむつちりとした可愛らしい子で、
額付
(
ひたひつき
)
が今の菊五郎に似て居たので、おとはやおとはやと呼んで居た。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
一同
(
みんな
)
から
道
(
みつ
)
ちやんとか
道子
(
みちこ
)
さんとか
呼
(
よ
)
ばれてゐる
円顔
(
まるがほ
)
の
目
(
め
)
のぱつちりした
中肉中丈
(
ちゆうにくちゆうぜい
)
の
女
(
をんな
)
がある。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
蘿月
(
らげつ
)
は色の白い眼のぱつちりした
面長
(
おもなが
)
の
長吉
(
ちやうきち
)
と、
円顔
(
まるがほ
)
の
口元
(
くちもと
)
に
愛嬌
(
あいきやう
)
のある
眼尻
(
めじり
)
の
上
(
あが
)
つたお
糸
(
いと
)
との、若い美しい二人の
姿
(
すがた
)
をば、
人情本
(
にんじやうぼん
)
の作者が
口絵
(
くちゑ
)
の
意匠
(
いしやう
)
でも考へるやうに
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
島田
(
しまだ
)
に
結
(
ゆ
)
つて弱々しく
両肩
(
りやうかた
)
の
撫
(
な
)
で
下
(
さが
)
つた
小作
(
こづく
)
りの
姿
(
すがた
)
と、
口尻
(
くちじり
)
のしまつた
円顔
(
まるがほ
)
、十六七の同じやうな
年頃
(
としごろ
)
とが、
長吉
(
ちやうきち
)
をして
其
(
そ
)
の
瞬間
(
しゆんかん
)
危
(
あやふ
)
くベンチから飛び立たせやうとした
程
(
ほど
)
お
糸
(
いと
)
のことを連想せしめた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“円”で始まる語句
円
円髷
円座
円柱
円朝
円形
円味
円屋根
円卓
円滑