-
トップ
>
-
其趣
読み方 | 割合 |
そのおもむ | 50.0% |
そのおもぶ | 50.0% |
約して各々妻にも
其趣きを
云聞せ是より兩家
別して
睦しく
交際けり然るに兩人の
子供も
丈夫に
成長なす
中疾吉三郎十三歳と成し時
父の茂兵衞
大病を
煩ひ
種々療養を
問に只先生が參りしと申給へと云ば番人は
顏見合せ先生と許では
何先生なるや分り申さず
御名前を
承まはりたしといふ左樣ならば方丈へ山内先生が
參りしと申し給へとの事なれば
早速其趣きを
認め吉三郎盜賊人殺しに
相違なき
旨訴へんとて番頭へも
其趣き申
聞ければ妻のお
蔦は
夫を
諫め吉三郎は
勿々然樣の事を