僂麻質斯レウマチス)” の例文
モウ四月になったら外に出て歩くようになり、そのあいだに兄は僂麻質斯レウマチスわずらっり、私は熱病の大病後である、如何どうにも始末が付かない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かれなやまされた僂麻質斯レウマチス病氣びやうき性質せいしつとしてかれ頑丈ぐわんぢやう身體からだから生命せいめいうばるまでにちからたくましくすることはなく
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『もうわたし同様おばあさんでございますよ。ごらんなさい、片方の足は僂麻質斯レウマチスであんなでございますよ』
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
種々いろ/\状態じやうたい明瞭はつきり目先めさきにちらついてしみ/″\とかなしいやうつてたりして猶更なほさら僂麻質斯レウマチス疼痛いたみがぢり/\と自分じぶん身體からだ引緊ひきしめてしまやうにもかんぜられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
うして凝然ぢつとしてることをも勘次かんじ僂麻質斯レウマチスなやましてるのだとはらないで、むし老人らうじん通有つういう倦怠けんたいともな睡眠すゐみんむさぼつてるのだらうぐらゐるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)