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供華
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くげ
ふりがな文庫
“
供華
(
くげ
)” の例文
主上と准后の
廉子
(
やすこ
)
からは、祭祀の
供華
(
くげ
)
を賜わっていたので、そのおこたえに参内したものと、
衛府
(
えふ
)
や
伝奏
(
でんそう
)
には触れられているという。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
焼香
供華
(
くげ
)
、
礼拝
(
らいはい
)
誦経
(
じゅきょう
)
、心しずかに
称名
(
しょうみょう
)
したろう真面目さ、おとなしさは、何という人柄の善いことだろう。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
供華
(
くげ
)
のため
畦
(
あぜ
)
に
芍薬
(
しゃくやく
)
つくるとか
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
葬儀は、
衣笠山
(
きぬがさやま
)
の等持院でいとなまれた。勅使の
差遣
(
さけん
)
、五山の僧列、
兵仗
(
へいじょう
)
の
堵列
(
とれつ
)
、すべて、儀式の
供華
(
くげ
)
や香煙のさかんだったことはいうまでもない。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人々の
供華
(
くげ
)
薬缶
(
やかん
)
など持ちくれて
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
やっと、ややおちついて四
壁
(
へき
)
をみると、
龍燈
(
りゅうとう
)
、
鳳燭
(
ほうしょく
)
の光は、
碧
(
みどり
)
と
金色
(
こんじき
)
を
映
(
は
)
え
交
(
か
)
わし、二列となっている仙童女は、
旌
(
はた
)
、
香瓶
(
こうびん
)
、
笏
(
しゃく
)
、
供華
(
くげ
)
などをささげていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「かたがた、こよいは
参籠
(
さんろう
)
のつもりでまいった。なにかと
供華
(
くげ
)
の用意などもしてもらいたい」
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、いぶかりつつ眸をこらして正面の
仏龕
(
ぶつがん
)
ほのかな辺りを見ると、
厨子
(
ずし
)
、
位牌
(
いはい
)
、
金壁
(
こんぺき
)
、
供華
(
くげ
)
、
拈香
(
ねんこう
)
などの
厳
(
おごそ
)
かなものの影のうちに、さきの誓書一束が供えられてあるのが
一
(
ひと
)
しお目につく。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“供華”の意味
《名詞》
仏前や故人に花を供えること。また、その花。
(出典:Wiktionary)
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
“供”で始まる語句
供
供奉
供養
供物
供御
供人
供待
供給
供揃
供廻