二三年にさんねん)” の例文
いまではふたゝび、もとのとほこずゑたかし、しげつてる。暴風雨ばうふううまへ二三年にさんねん引續ひきつゞいて、兩方りやうはう無數むすう椋鳥むくどりれてた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
研究者けんきゆうしや次第しだい増加ぞうか優秀ゆうしゆうわか學者がくしや出來できたので、最近さいきん二三年にさんねんあひだおいては此方面このほうめんにも次第しだいびてて、今日こんにちでは最早もはやかれおくれてゐようとはおもはれない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
……うち二三年にさんねんあそんでた、書生しよせいさんの質實じみくちから、しか實驗談じつけんだんかされたのである。が、いさゝたくみぎるとおもつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)