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下絵
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したえ
ふりがな文庫
“
下絵
(
したえ
)” の例文
藤吉
(
とうきち
)
が、あたふたと
行
(
い
)
ってしまうと、
春信
(
はるのぶ
)
は
仕方
(
しかた
)
なしに
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
前
(
まえ
)
に
置
(
お
)
いた
下絵
(
したえ
)
を、
机
(
つくえ
)
の
上
(
うえ
)
へ
片着
(
かたづ
)
けて、かるく
舌
(
した
)
うちをした。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
唐子の
下絵
(
したえ
)
は楓湖氏の筆になったもので、それを見本として
雛形
(
ひながた
)
を作る。ところが、その唐子というものはお約束通り、ずんぐりとした
身長
(
せい
)
のもので大層
肥太
(
ふと
)
っている。
幕末維新懐古談:26 店初まっての大作をしたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
画
(
え
)
をかきに来て、こんな事を考えたり、こんな話しを聴くばかりでは、
何日
(
いくにち
)
かかっても一枚も出来っこない。せっかく絵の具箱まで持ち出した以上、今日は義理にも
下絵
(
したえ
)
をとって行こう。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
白壁町
(
しろかべちょう
)
の
春信
(
はるのぶ
)
の
住居
(
すまい
)
では、
今
(
いま
)
しも
春信
(
はるのぶ
)
が
彫師
(
ほりし
)
の
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
を
相手
(
あいて
)
に、
今度
(
こんど
)
鶴仙堂
(
かくせんどう
)
から
板
(
いた
)
おろしをする「
鷺娘
(
さぎむすめ
)
」の
下絵
(
したえ
)
を
前
(
まえ
)
にして、
頻
(
しき
)
りに
色合
(
いろあわ
)
せの
相談中
(
そうだんちゅう
)
であったが
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕