“ゐび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萎靡66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏蘭西フランス全体に一時人口の減少する事実があるにしても其れが永久に続くとは断ぜられず、ことに人口の減少がやがて国家の萎靡ゐびを招く原因だとは思はれ無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
えうするに勤勉きんべん彼等かれら成熟せいじゆく以前いぜんおいすで青々せい/\たる作物さくもつ活力くわつりよくいでつてるのである。收穫しうくわく季節きせつまつたをはりをげると彼等かれら草木さうもく凋落てうらくとも萎靡ゐびしてしまはねばならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
汲水場くみづに立つ湯上りの素肌しなやかな肺病娘の唇を嗽ぎ、気の弱い鶩の毛に擾され、そうして夜は観音講のなつかしい提灯の灯をちらつかせながら、ゐびを隔てて海近きおきはた鹹川しほかはに落ちてゆく。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
汲水くみづ場に立つ湯上りの素肌しなやかな肺病娘の唇を嗽ぎ、氣の弱い鵞の毛に擾され、さうして夜は觀音講のなつかしい提燈の灯をちらつかせながら、ゐびを隔てゝ海近きおきはた鹹川しほかわに落ちてゆく
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ゐびのほとりのやんま釣り
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)