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ゐしよ
ふりがな文庫
“ゐしよ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遺書
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遺書
(逆引き)
蒼
(
あを
)
くなつて迎へた兼松に案内されて行くと、納屋の後ろの下男郎屋で、寅藏は
遺書
(
ゐしよ
)
まで殘して死んで居るのでした。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼
(
あ
)
れは
快
(
こゝろよ
)
く
瞑
(
めい
)
することが
出來
(
でき
)
ると
遺書
(
ゐしよ
)
にもあつたと
言
(
い
)
ふではないか、
彼
(
あ
)
れは
潔
(
いさぎよ
)
く
此世
(
このよ
)
を
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つたので、お
前
(
まへ
)
の
事
(
こと
)
も
併
(
あは
)
せて
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つたので
決
(
けつ
)
して
未練
(
みれん
)
は
殘
(
のこ
)
して
居
(
ゐ
)
なかつたに
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
豫
(
かね
)
て用意した石見銀山の鼠捕りを
饅頭
(
まんぢゆう
)
か何んかに入れ、親切めかしく寅藏にやり、寅藏がそれを食つて死んだのを見屆けてから、いろ/\の始末をして
遺書
(
ゐしよ
)
まで
拵
(
こさ
)
へたのさ
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
既
(
すで
)
にそれは
人
(
ひと
)
も
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
なり
遺書
(
ゐしよ
)
によつて
明
(
あきら
)
かではないか、
考
(
かんが
)
へ
直
(
なほ
)
して
正氣
(
しやうき
)
になつて、
其後
(
そのご
)
の
事
(
こと
)
はお
前
(
まへ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
任
(
まか
)
せるから
思
(
おも
)
ふまゝの
世
(
よ
)
を
經
(
へ
)
るが
宜
(
よ
)
い、
御兩親
(
ごりやうしん
)
のある
事
(
こと
)
を
忘
(
わす
)
れないで
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「この
遺書
(
ゐしよ
)
は嘘だよ。あの病人が死ぬ二三日前に這ひ出して、平右衞門町まで行つて人を殺せるわけはない。高木勇名といふ人は、死ぬまで本當の下手人を
庇
(
かば
)
つて居るのだ」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
俺はあの
遺書
(
ゐしよ
)
を見た時、こいつは寅藏に手習を教へた奴の仕業だと氣が付いたよ
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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