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りやうしよく
しかしあの
赤い
水々した
實は、
長い/\
野山の
雪が
消えるまでの
間を、
神が
小鳥達の
糧食にと
備へられたものではないかと
思ふと、
痛々しく
鉈を
入れた
人の
罪が
恐ろしい。
〔評〕兵數は
孰れか
衆き、
器械は孰れか
精なる、
糧食は孰れか
積める、この數者を以て之を
較べば、
薩長の兵は固より幕府に及ばざるなり。然り而して
伏見の一戰、東兵
披靡するものは何ぞや。
士卒の
(二四)次舍・
(二五)井竈・
飮食より、
病を
問ひ
醫藥するにいたるまで、
身自ら
之を
(二六)拊循し、
悉く
將軍の
(二七)資粮を
取つて
士卒に
(二八)享し、
身は
士卒と
粮食を
平分して