“ろうしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粮食50.0%
老職50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵も、寄手の長囲策ちょういさくと、粮食ろうしょく涸渇こかつにあせって、時折は、戦いをいどんで来るが、秀吉は厳重に令して
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「玄徳から莫大な兵と粮食ろうしょくを借り求めてきたようですが、決してお貸しになってはいけません。彼の野望の火へ、わざわざ乾いた柴を積んでやるようなものでしょう」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
井上玄桐いのうえげんどうという侍医じい大森典膳おおもりてんぜんという老職ろうしょく、そのほか、御物書おものがき鹿野文八かのぶんぱち、用人の剣持与平けんもちよへいにいたるまで、日ごろ側近く召使われている顔はことごとく列に見える。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その上、ご老職ろうしょく伊東十兵衛いとうじゅうべえどのが、源氏閣げんじかくの上から袈裟斬けさぎりになって真下ましたへ落ち、鉱山目付かなやまめつけ伊部熊蔵いのべくまぞうどのも悶絶もんぜつしていたようなありさま、けれどもこれはいのち別条べつじょうなく助かりましたが
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)