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やぶれや
ふりがな文庫
“やぶれや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
破家
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破家
(逆引き)
しかし近寄ってゆくにしたがって、その宮殿は
破家
(
やぶれや
)
となってくる。破損してるその切妻は見るにたえない。なんともいえぬ
賤
(
いや
)
しいみすぼらしい
風
(
ふう
)
が、その堂々たる正面をけがしている。
死刑囚最後の日
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
繰返
(
くりかへ
)
すやうだが、それが
二日
(
ふつか
)
で、
三日
(
みつか
)
の
午
(
ひる
)
すぎ、
大雨
(
おほあめ
)
に
弱
(
よわ
)
り
果
(
は
)
てて、まだ
不安
(
ふあん
)
ながら、
破家
(
やぶれや
)
へ
引返
(
ひきかへ
)
してから、
薄
(
うす
)
い
味噌汁
(
みそしる
)
に
蘇生
(
よみがへ
)
るやうな
味
(
あぢ
)
を
覺
(
おぼ
)
えたばかりで、
罐
(
くわん
)
づめの
海苔
(
のり
)
と
梅干
(
うめぼし
)
のほか
何
(
なん
)
にもない。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あたりは
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を
引
(
ひ
)
つ
擔
(
かつ
)
いで、や
聲
(
ごゑ
)
を
掛
(
か
)
けて、
卍巴
(
まんじともえ
)
を、
薙立
(
なぎた
)
て
薙立
(
なぎた
)
て
驅出
(
かけだ
)
した。
三里
(
さんり
)
の
山道
(
やまみち
)
、
谷間
(
たにま
)
の
唯
(
たゞ
)
破家
(
やぶれや
)
の
屋根
(
やね
)
のみ、
鷲
(
わし
)
の
片翼
(
かたつばさ
)
折伏
(
をれふ
)
した
状
(
さま
)
なのを
見
(
み
)
たばかり、
人
(
ひと
)
らしいものの
影
(
かげ
)
もなかつたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やぶれや(破家)の例文をもっと
(3作品)
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