“やくしゅや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬種屋88.9%
藥種屋11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種物屋(たねものや)の娘は廂髪(ひさしがみ)などに結(ゆ)ってツンとすまして歩いて行く。薬種屋(やくしゅや)の隠居(いんきょ)は相変わらず禿(はげ)頭をふりたてて忰(せがれ)や小僧を叱っている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「薬種屋(やくしゅや)か、唐物屋(とうぶつや)で訊くのが一番だと思って、沈香か古渡りのギヤマンでも買うような顔をして、日本橋の問屋筋を一軒残らず歩きましたよ」
むゝ、あの貧人(ひんじん)から是非(ぜひ)毒(どく)を買(もと)めうわい。……何(なん)でも此(こ)の邊(へん)であった。祭日(さいじつ)ゆゑ貧乏店(びんばふみせ)が閉(しま)ってある。……いや、なう/\! 藥種屋(やくしゅや)はおりゃるか?
其(その)方法(てだて)ぢゃが……おゝ、害心(がいしん)よ、ても速(はや)う入(はひ)って來(き)をるなア、絶望(ぜつばう)した者(もの)の胸(むね)へは!……思(おも)ひ出(だ)すは彼(あの)藥種屋(やくしゅや)……たしか此邊(このあたり)に住(す)んでゐる筈(はず)……いつぞや見(み)た折(をり)は、身(み)に襤褸(つゞれ)を着(ゆ)て
おゝ、眞實(しんじつ)な彼(あの)藥種屋(やくしゅや)、效力(きゝめ)は忽(たちま)ち……かう接吻(せっぷん)して俺(おれ)ゃ死(し)ぬるわ。