“きぐすりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生薬屋75.0%
生藥屋11.1%
木薬屋5.6%
薬種屋5.6%
薬舗店2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「とんでもない。——これを長崎仕入の積りで買わされたら大変な馬鹿を見たわけだ。こんなものはどこの生薬屋きぐすりやにもありますぜ」
「眼の色變へて乘出すのは穩やかぢや無いぜ、お前に藥草の葉つぱをくれるんだから、いづれ場末の生藥屋きぐすりや後家ごけか何か」
城下の古い木薬屋きぐすりやで、丁字屋ていじやというのがあるでしょう。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
源「これ/\大きな声をするな、れは毒のを取って膏薬をこしらえるんだ、わしは前に薬種屋きぐすりやだと云ったが、昨日きのうばアさんに会った、隠し事は出来ねえもんだ、これは口止めだよ、少しばかりだが」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いつかお話したときに、ほら薬草狩りと言ったでしょう、あれはずっと昔のことで、お城下の薬舗店きぐすりやが毎年春の終りになると、みんな隊を組んで、あの医王山へ登るんですよ。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)