“生藥屋”の読み方と例文
新字:生薬屋
読み方割合
きぐすりや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、さう言ふわけぢやない。第一あんな激しい毒藥は、江戸中の生藥屋きぐすりやを搜したつてない——南蠻物なんばんものなら知らないが——」
「眼の色變へて乘出すのは穩やかぢや無いぜ、お前に藥草の葉つぱをくれるんだから、いづれ場末の生藥屋きぐすりや後家ごけか何か」
「お銀さんが皆んな知つて居る。手前は大名のお部屋樣を口説き廻したらう、太てえ奴だ、——もつと證據が欲しかつたら手前が鼠取りを買つた生藥屋きぐすりやを伴れて來ようか」